嬉泉

Overview

法人概要

法人名
社会福祉法人嬉泉
住所
〒156-0055 東京都世田谷区船橋1-30-9
電話番号
03-3426-2323
設立日
1966年10月
事業内容
療育事業・保育事業・相談事業

法人公開情報

Top Message

トップメッセージ

誰もが自分らしさを
受け容れ合える社会を

私たち嬉泉の援助実践は、自閉症を始めとする「生きにくさ」を抱える人たちを⽀えて共に歩むということだと⾔えます。人間関係を作ることに困難の多い自閉症スペクトラム(発達障害)の人たちは、時としてどのように関わればよいか分からず、激しい⾏動障害の生じているときなど、どこから援助の⼿を差し伸べたらよいやら思い悩むことも少なくありません。
それでも、まずは⾏動障害という⾔葉にならない訴えをも含めたあるがままのその人を尊重し、同じ人間として懸命に生きている姿に⼼打たれて、その態度価値を尊ぶ姿勢を援助者側の私たちが⾒せれば、どこかで⼼が通じ合い、共に在ることに安⼼感を抱いてくれるとも感じています。
そこを出発点として、お互いに受け容れ合う関係、すなわち利⽤者を援助者が⼀⽅的に許容してなすがままにさせるのでもなければ、援助者側の価値観を利⽤者に押し付けて⾏動を統制するのでもない、相互交流によって利⽤者側の思いを汲み取ったり、援助者側が利⽤者本人のベストインタレストに基づく情報提供や提案をしたり、お互いの思いや考えの折り合いを付けたりといったことを⾏なうことこそが援助過程であり、またそうして合意による意思形成を⾏なうことが、所謂意思決定⽀援にもなるのだと思います。
嬉泉の援助者には、その援助過程の実践に価値を置き、その実践を⾏なうことを自⼰実現とすることが求められています。そしてこのような受容的交流の立場に立った援助実践の⽬指す先にあるものが、誰もが自分らしさを受け容れ合える共生社会であると信じているのです。

社会福祉法人 嬉泉
理事長
⽯井 啓
Concept

嬉泉のコンセプト

Mission

私たち嬉泉が
社会で果たすべき役割は?

私たちは、
支援者と利用者とが
互いに認め合いながら
自分らしく生きることを
支えあう
私たちの援助活動を
社会に広げていく。

Vision

私たち嬉泉が
実現したい未来は?

私たちは、
かかわる一人ひとりが安心でき、
主体性を発揮し、
自己実現を目指す
共生社会を実現する。

Value

そのミッションを
実現に導く独自価値は? 

受容的交流理論

〜人を人として尊重し、
受け容れる・受け容れられることを
通して生まれる
信頼関係・かかわりを重視することで
人の中で生きていく力を育て合うという考え方〜

Spirits

ミッション、ビジョンを
具現するための独自思想

  • 私たちは、先入観にとらわれず、
    一人ひとりを見つめぬきます。
  • 私たちは、 こころと思いを大切に、
    育つ力を信じぬきます。
  • 私たちは、とことん質を追求し、
    仲間とともに高めあいます。
  • 私たちは、互いの信頼関係を重視し、
    誠実に向きあいます。
  • 私たちは支援の中で、
    自分および利用者が
    社会的存在であることを常に意識します。

Slogan & Statement

社会に伝えていく「嬉泉とは?」

懸命に生きる。
その生き方を支える。

Purpose

私たち嬉泉が
社会に存在する意義は?

私たちは、
自閉症をはじめとした
生きにくさを抱えている人々を
手助けすることを通じて、
自分らしさを受け容れあえる
社会を実現したい。

History

沿革

1965年(昭和40年)
  • 4月 須藤前理事長より、子どもの生活研究所の土地375坪と建物87坪、現金500万円の寄付を受ける。
  • 財団法人嬉泉子どもの生活研究所設立認可される。家庭児童相談事業始まる。すこやか幼児園開設。
  • 「すこやかグループ」と自閉症児のための「めばえグループ」をおく。
  • 10月第1回嬉泉バザー開催。
1966年(昭和41年)
  • 10月 社会福祉法人の認可がおりる。財団法人を解散し、社会福祉法人嬉泉子どもの生活研究所として発足する。
  • 12月 この年より、共同募金配分金を交付される。
1968年(昭和43年)
  • 日本自転車振興会より補助金を得て、本館建築が始まる。45年2月落成。
1969年(昭和44年)
  • この年より知的障害の子どもたちのための「こぐまグループ」をおく。
1970年(昭和45年)
  • 4月 常陸宮妃殿下の御来所をいただく。
1971年(昭和46年)
  • 東京都⼼⾝障害児通所訓練事業補助金の適⽤を受ける。
1973年(昭和48年)
  • 10月 天皇陛下御下賜金賜る。
1974年(昭和49年)
  • 10月 第10回バザー開催。
  • 千葉県君津市袖ヶ浦町の三ッ作、下新田、向原の土地53,651平⽅メートルを須藤福祉センター設立のため、前理事長より寄付される。
1976年(昭和51年)
  • 4月 三菱財団の助成により子どもの生活研究所に自閉症児のためのプレイルーム「三菱館」完成。
  • 日本船舶振興会より精神薄弱児施設袖ケ浦のびろ学園第1次建築補助金の交付が決定する。
  • 11月 中央競⾺社会福祉財団・東京⾺主協会より「子どもの生活研究所指導訓練通所施設増改築助成金」の交付が決定する。
1977年(昭和52年)
  • 10月 第1回「ほほえみ賞」授賞式。
  • 東京都、国より袖ケ浦のびろ学園第2次建築補助金の交付が決定する。
  • 11月 精神薄弱児施設袖ケ浦のびろ学園落成。12月千葉県より設置が認可され、事業が開始される。
1979年(昭和54年)
  • 4月 嬉泉後援会第1回総会開催。
1980年(昭和55年)
  • 4月 精神薄弱児通園施設子どもの生活研究所めばえ学園の設置が認可され、措置費による自閉症幼児の通所指導開始。
1981年(昭和56年)
  • 6月 精神薄弱児施設袖ケ浦のびろ学園が、第2種自閉症児施設として認可される。
  • 世田谷区障害児保育巡回指導開始。
1982年(昭和57年)
  • 4月 ⽯川県保育所保⺟国内研修受託開始。
  • 12月 日本自転車振興会の補助金を得て、袖ケ浦のびろ学園に短期宿泊を伴う相談施設「⺟子⼊園棟」を設置する。
1983年(昭和58年)
  • 10月 東京都より精神薄弱児更生施設「袖ケ浦ひかりの学園」の設備整備補助金の交付が決定する。
1984年(昭和59年)
  • 4月 精神薄弱者更生施設「袖ケ浦ひかりの学園」が開設され、年長自閉症児及び自閉症者の治療教育を開始。
  • 8月 第1回自閉症児治療教育セミナーをジーン・シモンズ⼥史を囲み、安田生命ホールにて開催。
  • 10月 第20回嬉泉バザー開催。
1985年(昭和60年)
  • 1月 自閉症児治療教育セミナーを袖ケ浦のびろ学園で開催。
  • 5月 「嬉泉の新聞」第1号発⾏。
  • 9月 袖ケ浦ひかりの学園の職業指導が本格化され、製パン、焼き芋、機織り、陶芸、販売など多⽤な仕事開始。
1986年(昭和61年)
  • 2月 嬉泉創立20周年記念パーティーを開催。
1987年(昭和62年)
  • 6月 初代理事長須藤晃弘死去。
  • 9月 新理事長に須藤祐司が就任。
  • 11月 キリン記念財団の援助による選択指導棟完成。
  • 12月 清⽔基金の助成による農場休憩⼩屋完成。
1988年(昭和63年)
  • 3月 日本船舶振興会の補助による選択的作業指導棟完成。
  • 8月 ⽯井哲夫前常務理事、国際協⼒事業団(JICA)より自閉症治療教育の指導のため約1ヶ月間メキシコに派遣される。
  • 9月 袖ケ浦のびろ学園10周年記念祝賀会を袖ヶ浦と東京で開催。
1989年(平成元年)
  • 3月 三菱財団の補助金を得て、袖ケ浦のびろ学園親子交流宿泊棟が完成。
  • 6月 東京都共同募金会の臨時配分金及び、指定寄付により、袖ケ浦のびろ学園の⼤型バスを買い替え。
  • 8月 昭和池田記念財団の助成により、袖ケ浦のびろ学園アスレチック遊具整備。
  • 9月 グループホーム「蔵波台の家」開設。
  • 12月 国及び東京都の助成金を得て、袖ケ浦のびろ学園⼤規模修繕⼯事竣⼯。
1990年(平成2年)
  • 12月 袖ケ浦のびろ学園単⾝寮改築⼯事着⼯。
1991年(平成3年)
  • 3月 社会福祉法人嬉泉創立25周年、子どもの生活研究所めばえ学園開設10周年記念式典を開催。
  • 4月 板橋区立「⾼島平五丁⽬福祉園」(⼼⾝障害者生活実習施設)開設。
1993年(平成5年)
  • 4月 板橋区立「⾚塚福祉園」(精神薄弱者授産施設、⼼⾝障害者生活実習施設、精神薄弱者生活寮、⼼⾝障害者緊急⼀時保護)開設。
  • 5月 袖ケ浦ひかりの学園強度⾏動障害棟落成式。
  • 8月 東京都共同募金会の配分金を受け、袖ケ浦のびろ学園プレイルーム完成。
1994年(平成6年)
  • 3月 日本自転車振興会より補助金を得て、袖ケ浦のびろ学園屋内温⽔プール落成。
  • 7月 自活経験棟「前川記念館つづきの家」落成。
  • 10月 第30回嬉泉バザー開催。
1995年(平成7年)
  • 3月 板橋区立「⾼島平五丁⽬福祉園」委託終了。
  • 11月 袖ヶ浦市長浦駅前に「ひかりのファーム・FORT」開店。
1996年(平成8年)
  • 3月 グループホーム「蔵波台の家」廃⽌。
  • 11月 社会福祉法人嬉泉創立30周年式典を開催。
1998年(平成10年)
  • 3月 第20回嬉泉祭りバザー開催。
  • 6月 袖ケ浦のびろ学園開設20周年記念祝賀会を開催。
  • 7月 袖ケ浦ひかりの学園利⽤者の芸術作品集「AUTOS」が⼩学館から発売される。
  • 8月 袖ケ浦ひかりの学園利⽤者の芸術作品展「アトリエAUTOS」を銀座ギャラリー⻘羅にて開催。
  • 9月 袖ケ浦ひかりの学園が「障害児(者)地域療育等⽀援事業」を千葉県より委託される。
  • 子どもの生活研究所改築⼯事着⼯。
1999年(平成11年)
  • 1月 グループホーム「春のひかり」開設。
  • 3月 子どもの生活研究所新園舎落成。
  • 6月 「おおらか学園」「すこやか園」を開設。
  • 12月 第1回外部研修合宿『ART合宿』を実施。
2000年(平成12年)
  • 4月 福祉活動センター「よろこび」を開設。
  • 8月 アトリエAUTOS作品展『SIX SENSES』を東京広尾のフミヤート・ギャラリーにて開催。
2001年(平成13年)
  • 3月 すこやか地域子育て⽀援棟(三菱館1階)増築完成。
  • 10月 アトリエAUTOS、メキシコのベラクルス州立⼤学パパンドラ自由美術学校、筑波⼤学付属聾学校造形芸術家との巡回共同展⽰会を東京、京都、神⼾で開催。
2003年(平成15年)
  • 1月 「東京都自閉症・発達障害⽀援センター(現・東京都発達障害者⽀援センター)」を東京都の委託により開設。
  • 4月 地域生活⽀援センター「たのしみ」を開設。
  • 11月 世田谷美術区⺠ギャラリーBにて世田谷区地域保健福祉⽂化推進事業世田谷区障害者アート展として『アトリエ・アウトス展〜自閉症その内的世界の表出〜』を開催。
2004年(平成16年)
  • 1月 第1回⾼機能広汎性発達障害セミナーを開催。
  • 10月 第40回嬉泉バザー開催。
2005年(平成17年)
  • 4月 袖ケ浦のびろ学園・袖ケ浦ひかりの学園デイサービス事業開始。
  • 6月 児童デイサービス「よろこび」事業開始。
2006年(平成18年)
  • 3月 袖ケ浦ひかりの学園東棟増築完成。
2007年(平成19年)
  • 6月 宇奈根なごやか園園舎落成。
  • 7月 「宇奈根なごやか園」開設。
2008年(平成20年)
  • 4月 「すこやか園分園(クジラ)」開設。
  • 7月 清⽔基金の助成により袖ケ浦ひかりの学園選択的作業指導棟を改修。
  • 9月 子育てステーション烏⼭発達相談室、成城発達相談室業務開始(世田谷区委託事業)。
  • 12月 袖ケ浦市発達者相談⽀援事業に相談⽀援専⾨員を派遣開始。
2009年(平成21年)
  • 4月 世田谷区発達障害相談・療育センター業務開始(世田谷区委託事業)
  • 清瀬市子どもの発達⽀援・交流センター業務開始(指定管理者)
2010年(平成22年)
  • 4月 子育てステーション桜新町発達相談室、梅丘発達相談室業務開始(世田谷区委託事業)
2011年(平成23年)
  • 4月 「すこやか園分園(キリン)」開設。
2012年(平成24年)
  • 4月 ⼤田区立こども発達センターわかばの家業務開始(⼤田区委託事業)。
  • 地域生活⽀援センターたのしみが袖ケ浦市蔵波台に移転。相談⽀援事業及び、児童発達⽀援事業を開始。
2014年(平成26年)
  • 4月 ⼤田区立こども発達センターわかばの家相談⽀援事業を開始。
  • 5月 前常務理事⽯井哲夫死去。
  • 6月 新常務理事に⽯井啓が就任。
2015年(平成27年)
  • 1月 子どもの生活研究所において相談⽀援事業開始。
  • 3月 国及び東京都の助成を得て、袖ヶ浦のびろ学園⼤規模修繕⼯事完了。
  • 4月 ⼤田区立こども発達センターわかばの家全部⾨での業務開始(⼤田区委託事業)。
  • 袖ヶ浦市福祉作業所うぐいす園事業開始(袖ヶ浦市指定管理者)。
  • 10月 地域生活⽀援センターたのしみが、嬉泉福祉交流センター袖ヶ浦の敷地内に移転。同時に、児童発達⽀援センターヒツジを開設。
2016年(平成28年)
  • 3月 児童デイサービス「よろこび」廃⽌。
  • 9月 宇奈根なごやか園分園開設(現、鎌田のびやか園分園)
2017年(平成29年)
  • 3月 世田谷区発達障害相談・療育センター業務委託終了
  • 4月 鎌田のびやか園開設
  • 鎌田のびやか園分園にて世田谷区送迎保育事業開始
  • 9月 社会福祉法人嬉泉創立50周年記念式典をホテルオークラ東京にて開催
2019年(令和元年)
  • 7月 袖ケ浦ひかりの学園生活棟増改築及び地域⽀援棟新築⼯事竣⼯
  • 10月 須藤祐司前理事長逝去。新理事長に⽯井啓就任
2020年(令和2年)
  • 3月 すこやか園分園(クジラ)事業終了
2022年(令和4年)
  • 4月 君津3市療育支援事業、君津市幼児ことばの相談事業開始。
2023年(令和5年)
  • 1月 東京都発達障害者支援センターが2か所に分かれ、大人部門は別法人へ移管し、子ども部門事業開始。
  • 10月 板橋区立赤塚福祉園(赤塚ホーム)において短期入所事業開始。